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ゴールデンスランバー【伊坂幸太郎】

ゴールデンスランバーゴールデンスランバー
(2007/11/29)
伊坂 幸太郎

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仙台で金田首相の凱旋パレードが行われている、ちょうどその時、青柳雅春は、旧友の森田森吾に、何年かぶりで呼び出されていた。昔話をしたいわけでもないようで、森田の様子はどこかおかしい。訝る青柳に、森田は「おまえは、陥れられている。今も、その最中だ」「金田はパレード中に暗殺される」「逃げろ!オズワルドにされるぞ」と、鬼気迫る調子で訴えた。と、遠くで爆音がし、折しも現れた警官は、青柳に向かって拳銃を構えた―。精緻極まる伏線、忘れがたい会話、構築度の高い物語世界―、伊坂幸太郎のエッセンスを濃密にちりばめた、現時点での集大成。 第一部「事件のはじまり」、第二部「事件の視聴者」、第三部「事件から二十年後」、第四部「事件」、第五部「事件から三ヵ月後」の五部構成。ストーリーは、ケネディ暗殺犯の「オズワルド」のように、首相暗殺犯の濡れ衣を着せられた元宅配ドライバー青柳雅春の逃亡劇。第一部、第二部、第三部で駆け足で事件のあらましが紹介し、第四部「事件」で事件当日から終演の3日間のストーリーを怒涛の400ページにも及ぶ内容で一気に読ませます。
 第四部「事件」では、容疑者「青柳雅春」の視点とその元恋人「樋口晴子」の視点の物語が過去の二人のエピソードを交えながら交互に展開。一傍観者であった元恋人「樋口晴子」が、最後にどのように事件にかかわってくるかそれが見所。そして、事件から三ヵ月後はたして容疑者「青柳雅春」は逃げ切れたのか?犯人であるのか?無実なのか?。構成上では、第三部でノンフィクションライターによる事件から20年後の後日談が紹介されている。最後まで一読したあとこの第三部をもう一度読むことをおすすめする。


posted by tonmin at 04:50 | Comment(0) | TrackBack(6) | ミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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