![]() | 有頂天家族 (2007/09/25) 森見 登美彦 商品詳細を見る |
時は現代。下鴨神社糺ノ森には平安時代から続く狸の一族が暮らしていた。今は亡き父の威光消えゆくなか、下鴨四兄弟はある時は「腐れ大学生」、ある時は「虎」にと様々に化け、京都の街を縦横無尽に駆けめぐり、一族の誇りを保とうとしている。敵対する夷川家、半人間・半天狗の「弁天」、すっかり落ちぶれて出町柳に逼塞している天狗「赤玉先生」――。多様なキャラクターたちも魅力の、奇想天外そして時に切ない壮大な青春ファンタジー。
京都・洛中が舞台です。人間、天狗、狸がおりなすファンタジーの世界。赤玉ポートワインを燃料とする空飛ぶ奥座敷なんて素敵だと思いました。それと偽電気ブラン。一度飲んでみたいです。モリミワールド全開の展開に一気に読んでしまいました。