読んだ本の数:12冊
読んだページ数:4304ページ

生きることの意味を深く考えさせる作品です。ほんの一瞬の生命でもその短さや長さに関係なくこの世に生を受けたこと自体、非常に意味のあることだと痛感しました。どうしようもない拓実がトキオとの出会いで成長する様。麗子との出会い。時生の出産。最後につながった生命のサークル。ラストは、鳥肌ものでした。
読了日:09月30日 著者:東野 圭吾

壮大な20年にわたる叙事詩。時代背景に社会的な事件や出来事をちりばめ20年の時間の流れをわかりやすく表現し非常に読みやすかった。最初の事件での少年と少女のつながりが、紐をほぐすように徐々に解明され最後の最後まで目が離せません。つながりのないように見えたふたりが、衝撃的な出来事によって結ばれていたラストの真実は、非常に衝撃的でショッキングです。
読了日:09月26日 著者:東野 圭吾

ちょっと期待し過ぎたせいでしょうか少し残念です。刑事が、事件とともに成長していく過程は良くわかるのですが、展開がいかにも都合良く回転し嘘臭く感じます。ボンがボンで無くなるにはもっと場数をf踏まなければいけないのではないでしょうか。
読了日:09月22日 著者:今野 敏

『看守眼』を冒頭に6編の短編集です。どれも横山ワールド全開の秀作ぞろいです。一番のお気に入りは、『口癖』です。耳に残る口癖ってありますよね。気をつけないと墓穴を掘ります。
読了日:09月17日 著者:横山 秀夫

東京と北海道、双葉と鞠子、交互に入れ替わる一人称。最初は、つながりのない二人が徐々に近づいていくていく過程が、サスペンスドラマを見ているようで非常にスリリングで面白いです。最後のシーン、これからのふたりを思うと少し胸が痛みました。
読了日:09月14日 著者:東野 圭吾

現実的にはありえない話ですが、悲しくて切ないラブストーリーです。身体と心のギャップ。こういう状況の中では、直子の選択肢としては懸命なものだったし、ある意味想定も出来ましたが、最後のネタバレはわかっていても泣けます。ある意味、卑怯な設定ですよね。
読了日:09月10日 著者:東野 圭吾

健常者には気づかないこと、気にしないことも障害者にとっては、重要な事柄は、多々あると思います。お互いの想いが強ければ、少々のことは乗り越えられる。紆余曲折あっても落ち着くとこに落ち着きます。
読了日:09月08日 著者:有川 浩

ユニークな楽器の解説書。挿絵のワニがカワイイです。ちなみにオーボエのワニが好きです。
読了日:09月05日 著者:ドナルド・エリオット

長く見ていると可愛く見えてきます。かなりユニークな大人の絵本。一番キュートなのは終幕のあいさつのカエルかな。
読了日:09月05日 著者:ドナルド・エリオット

逆差別こそ差別を助長する。これは、真理です。部落出身の野中広務だからこそ出来た行動だと思いました。政治家は、本来自らの利益を求めない。世の中の人々の利益のために働く。そういう意味ではまともな政治家であったと思います。
読了日:09月04日 著者:辛 淑玉,野中 広務

初、三崎亜記です。昔読んだ星新一を思い出しました。現実世界とは少し違う世界での出来事7編。今日から回覧板にはきっちり目を通そうと思いました。
読了日:09月03日 著者:三崎 亜記

タイトルのつけ方がうまいですね。『クライマーズ ハイ』登山で興奮が極度に高まり、感覚が麻痺すること。日航機事故の取材現場や新聞各社の社内は、まさにクライマーズ ハイ状態だったと思います。目に浮かぶようです。ほんとうにリアルな新聞社の内幕は、体験者でないと語れないエピソード満載です。事件を軸に息子との親子関係、同僚登山仲間の死、会社の上司部下の話をうまく絡めて一気に読ませます。
読了日:09月02日 著者:横山 秀夫
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