![]() | SOSの猿 (2009/11/26) 伊坂 幸太郎 商品詳細を見る |
ひきこもりの青年の「悪魔祓い」を依頼された男と、一瞬にして300億円を損失した株誤発注事故の原因を調査する男。そして、斉天大聖・孫悟空ーー。物語は、彼らがつくる。伊坂幸太郎最新長編小説。
エアコン販売員でエクソシストの遠藤二郎。因果関係原因追求の鬼五十嵐真。孫悟空の取りついた引きこもり眞人。ユニークな登場人物目白押しで楽しく読めました。大きなテーマは、因果応報。でも、私のお気に入りは、辺見のお姉さんが、萎れたおばさんからあの頃の憧れんのお姉さんに戻ったところ。そのきっかけを作った、漫才コンビ『孟子孔子』。いずれも本筋と関係ないけど・・・。『SOSの猿』の理解が進むかも知れない五十嵐大介の漫画『SARU』も非常に楽しみです。