読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1139ページ

最後まで読むのがつらかったです。社会更生とは?なんなんだろう。社会の中で更正し自立させた事については、それ自体成功といえるだろう。しかし人間的に自分の罪を認め悔い改めることができない人間を社会に解き放ってしまった事実をどう受け止めるか。それでも更生したといえるのだろうか?
読了日:02月28日 著者:奥野 修司

サスペンスというよりホラー要素満載の小説です。そういう意味ではらしくない。でも、いつものどんでんは、満載です。そういう意味では、東野圭吾らしいです。最初から謎の答えはあったんですね。やっぱり今回もやられました。
読了日:02月26日 著者:東野 圭吾

久々のマキメ。今度はちょぴり泣かせます。今度は、犬語のわかる猫のお話です。かのこちゃんは、猫語、犬語は解かりませんが、『鹿男あをによし』の主人公を彷彿させるお父さんの子供らしく動物の心情を非常に理解し機敏に対応します。最後の婦人の恩返しは涙ものです。
読了日:02月20日 著者:万城目 学

物語は、事件のはじまりからそれぞれの事情聴取という形でスタートします。これは『告白』からのパターンです。事件と10年後を行き来しながらそれぞれの告白がはじまり事件の真相へと近づいていきます。ひとたびページをめくれば最後までノンストップで読まずにはいられない筆力はさすがです。それぞれのNが、それぞれのNのために行動した事が、最悪の結果を導いてしまった。読後の後味の悪さも継承してます。
読了日:02月02日 著者:湊 かなえ
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